与えられた方程式は, x, y の2次式で,x²とy²の係数が等しく, xy の項がない だから,円だ! x²+y²-6x+8y=0 x²-6x+9+y²+8y+16=9+16 → 平方完成できるように 9(x の係数 -6 の半分の 2乗)を左辺に足し,イコールが成り立つように右辺にも足す → y についても同様! (x-3)²+(y+4)²=5²
x²+y²-6x+8y=0
円の一般形の式 x²+y²+lx+my+n=0 に各座標を代入して 3l+m+n+10=0 …① 6l-8m+n+100=0 …② -2l-4m+n+20=0 …③ ①②③の連立方程式を解くと l=-6, m=8, n=0 よって x²+y²-6x+8y=0 ちなみにこれは前問と同じ式である この円は △ABC の外接円である! また,その中心は外心である! つまり,外心の座標は (3, -4) である
(1)y=x+1 …② を ① に代入して整理すると x²+x-2=0 これを解いて x=-2, 1 ② に代入して x=-2 の時 y=-1, x=1 の時 y=2 (2)y=-2x+5 …③ を ① に代入して整理すると x²-4x+4=0 つまり (x-2)²=0 これを解いて x=2 ③ に代入して y=1 (3)y=2x-6 …④ を ① に代入して整理すると 5x²-24x+31=0 実数の範囲では解をもたないから (判別式をDとすると D<0 だから) 共有点をもたない
共有点をもつのは 1個の時と 2個の時がある ①を変形して (x+1)²+y²=(√2)² 円は中心が (-1, 0) 半径が√2である また②から mx-y-m=0 だから 円の中心と直線との距離 d は d=|m・(-1)-1・0-m|/√{(m²+(-1)²} =2|m|/√(m²+1) ≦ √2 より 両辺とも負ではないから,それぞれ2乗しても大小関係は変わらないから 4m²/(m²+1) ≦ 2 4m² ≦ 2(m²+1) 2m² ≦ 2 m² ≦ 1 よって -1 ≦ m ≦ 1
√10
r=√10
この円の中心は原点であり,半径は r である。 原点と直線との距離 d は d=|3・0+y・0-10|/√(3²+1²) =|-10|/√10 =√10 円と直線が接するのは d=r の時である。 よって r=√10
理由: 接線ℓ は直線OP に垂直である [1] x₁≠0, y₁≠0 の時 直線OP の傾きは y₁/x₁ だから,接線ℓ の傾きは -x₁/y₁ である よって,直線ℓ の方程式は y-y₁=-x₁/y₁ × (x-x₁) →両辺に y₁ を掛けて分母を払うと y₁y-y₁²=-x₁(x-x₁) x₁x+y₁y=x₁²+y₁²=r² …① [2] y₁=0 の時は x=r または x=-r [3] x₁=0 の時は y=r または y=-r [2],[3] の時も ① は成り立つ よって どんな時も ① は成り立つ
3x-4y=25
円 x²+y²=r² 上の点P(x₁,y₁) における接線ℓ の方程式は x₁x+y₁y=r²
接点をP(x₁, y₁) とすると Pは円上にあるから x₁²+y₁²=5 …① Pにおける接線の方程式 x₁x+y₁y=5 はA(1, 3) を通るから x₁+3y₁=5 …② ①②を連立させて解くと y₁=1, 2 より y₁=1 の時 x₁=2 y₁=2 の時 x₁=-1
このことから,例えば 2円が共有点をもつ条件は ① 異なる 2点で交わる: r₁ - r₂ < d < r₁ + r₂ 半径の差<中心間の距離<半径の和 ② 2円が外接する: d = r₁ + r₂ 中心間の距離=半径の和 ③ 2円が内接するかまたは一致する: d = r₁ - r₂ 中心間の距離=半径の差 ①②③ をまとめると 2円が共有点をもつ条件は r₁ - r₂ ≦ d ≦ r₁ + r₂ 半径の差≦中心間の距離≦半径の和
③の式は,2円の共有点を通る直線の方程式だね!
k(x²+y²-5)+x²+y²-6x-2y+5=0 を ③ としてもよい