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高校 2
数学

数II 06. 複素数と方程式(3)剰余の定理,高次方程式⭐

まなぶてらす じょん先生
3
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公開クイズ

問題 1

選択式

下のような 3次方程式や 4次方程式を解くにはどうすればいい? x³-7x²+6=0 6x⁴-11x³+2x²+5x-2=0

  • A. 適当に x に数字を代入してみる
  • B. 左辺を因数分解する
  • C. 解の公式を使う

問題 2

選択式

剰余の定理を学ぶのはなぜ?

  • A. 余りを計算できたらかっこいいから
  • B. 余りを計算することができる → 余りを 0 にできる → 割り切れる → 因数分解ができる → 方程式が解ける から

問題 3

OX

x の多項式を x-2 で割った余りは 実際に割り算を計算してみないと分からない?

ヒント

多項式の x に 2 を代入するだけで,余りは求められるんだね

問題 4

OX

【剰余の定理】⭐ 多項式 P(x) を 1次式 x-α で割った時の余りは P(α) である つまり,割り算しなくても余りは求められる! 理由: 例えば 13÷4=3…1 は 13=4・3+1 と表せる 同様に,多項式 P(x) を x-α で割った時の商を Q(x),余りを R とすると P(x) = (x-α)・Q(x) + R ここで,両辺の x に α を代入すると R=P(x)

ヒント

割る式が x マイナス α であることに注意しよう! 割る式が x+α の場合は,x に -α を代入するんだね

問題 5

短答式

P(x)=x³+x²-3x-2 を x+1 で割った時の余りを商を求めずに答えよ。

  • 1

ヒント

P(-1)=(-1)³+(-1)²-3(-1)-2=1

問題 6

短答式

多項式 P(x)=x³+ax²+3x-2a を x-2 で割った時の余りが12であるという。定数 a の値を求めよ。

  • a=-1

  • -1

ヒント

P(2)=12 を解けばいいから P(2)=2³+a・2²+3・2-2a =8+4a+6-2a =14+2a=12 を解いて a=-1

問題 7

選択式

多項式 P(x) を x-1 で割った時の余りが 5,x+2 で割った時の余りが -1 であるという。P(x) を (x-1)(x+2) で割った時の余りを求めよ。

  • 余り同士を掛けて -5
  • 余り同士を足して 4
  • (x-1)(x+2) は 2次式だから,2次式で割った余りは 1次式か定数になる。よって余りを ax+b とおいて剰余の定理を使うと,2x+3
ヒント

P(x) を (x-1)(x+2) で割った時の余りを ax+b とおくと P(x)=(x-1)(x+2)・Q(x)+ax+b と表せる( Q(x) は商) この式で P(1)=a+b=5 P(-2)=-2a+b=-1 となるから 連立方程式を解くと a=2, b=3 よって 2x+3

問題 8

OX

多項式 P(x) を 1次式 ax+b で割った時の余りが P(- b/a) になるのはなぜ? 商を Q(x),余りを R とすると P(x) = (ax+b)・Q(x) + R ここで,ax+b=0 の解は - b/a 両辺の x に - b/a を代入すると P(- b/a)={a(- b/a)+b}・Q(- b/a)+R =0・Q(- b/a)+R =R つまり,R=P(- b/a)

問題 9

短答式

剰余の定理より 多項式 P(x) を 1次式 x-α で割った時の余りは P(α) だから,もし余りが 0,つまり,P(α)=0 なら? P(x) = (x-α)・Q(x) + 0 すなわち,P(x) は x-α で割り切れて,x-α を因数に持つ,つまり, 因数分解できている これを何定理というか。

  • 因数定理

  • 因数

問題 10

OX

【因数定理】⭐ 多項式 P(x) が 1次式 x-α を因数にもつ ⇔ P(α)=0 因数定理の活用法: (1)多項式=P(x) とおき,P=0 になる x の値 α を探す 【α の探し方:(マイナスも含む) ◎定数項の約数 ◎Pの最高次の係数が 1 以外なら,最高次の係数の約数で定数項の約数で割ったもの】 (2)見つかった α を使って P(x) は x-α で割り切れる → 因数分解

問題 11

OX

次の式を因数分解せよ。 x³+4x²+x-6 =(x-1)(x+2)(x+3)

ヒント

与式=P(x) とおくと P(1)=1³+4・1²+1-6=0 だから P(x) は x-1 を因数にもつ P(x) ÷ (x-1) を計算すると P(x) = (x-1)(x²+5x+6) =(x-1)(x+2)(x+3) もちろん,P(-2)=0 になることを見つけて P(x) を (x+2) で割ってもいいよ

問題 12

OX

【組み立て除法】 割り算のほかに組み立て除法でも商と余りは求められる 例えば (x³-4x²+x+6)÷(x+1) は 1 -4 1 6 L-1 -1 5 -6 —↗—↗—↗——(それぞれ -1 を掛ける) 1 -5 6 L0

問題 13

選択式

次の 3次方程式を解け。 x³-1=0

  • -1 を移項して,x³=1 より x=1
  • x³-1 を 因数分解して,(x-1)(x²+x+1)=0。次に x²-x+1=0 を解の公式を用いて解くと x=1, x=(-1±√3 i)/2
ヒント

基本的には 3次方程式の解は 3つある! 重解ではないのに解が 1つしかない時は,「間違えている」と思おう!

問題 14

OX

x³=1 を解くと x³-1=0 (x-1)(x²+x+1)=0 より x=1, (-1±√3i)/2 つまり 「 1 の立方根(3乗根)は,1, (-1+√3i)/2, (-1-√3i)/2 の 3つ」⭐ この続きはヒントを見てね

ヒント

ここで (-1+√3i)/2 を 2乗すると {(-1+√3i)/2}²=(1-2√3i -3)/4=(-1-√3i)/2 同様に {(-1-√3i)/2}²=(-1+√3i)/2 よって,1 の立方根のうち虚数であるものの 1つを ω とすると,もう 1つは ω² で表される つまり 「 1 の立方根(3乗根)は,1, ω, ω² で表される」!⭐ また,ω³=1 より ω³-1=0 だから (ω-1)(ω²+ω+1)=0 ω≠1 だから【 1 の立方根のうち虚数であるものの 1つを ω としたから】 ω²+ω+1=0 が成り立つ!⭐

問題 15

選択式

次の 4次方程式を解け。 x⁴-x²-2=0 頭の中で x²=A とおいて 左辺を 因数分解して,(x²-2)(x²+1)=0 だから

  • x²-2=0 より x=±√2
  • x²-2=0 より x=±√2,x²+1=0 より x=±i,だから x=±√2, ±i
ヒント

基本的には 4次方程式の解は 4つある! 重解ではないのに解が 4つない時は,「間違えている」と思おう! (因数分解すると (◎+〇)² など式の累乗の形が出てくる時に重解になるね)

問題 16

OX

次の 3次方程式を解け。 x³-4x²+8=0 左辺=P(x) とおく P(1)=1-4+8≠0 で失敗 P(-1)=-1-4+8≠0 で失敗 P(2)=8-16+8=0(P(x) は x-2 を因数にもつ) だから P(x) を x-2 で割ると P(x)=(x-2)(x²-2x-4) よって P(x)=0 となるのは x-2=0 または x²-2x-4=0 だから x=2, 1±√5

問題 17

OX

【3次方程式の解と係数の関係】⭐ ax³+bx²+cx+d=0 の 3つの解を α, β, γ とすると α+β+γ = - b/a αβ+βγ+γα = c/a αβγ = - d/a

ヒント

ax³+bx²+cx+d=a(x-α)(x-β)(x-γ) とおいて展開し係数比較すればすぐに求められるね

問題 18

短答式

3次方程式 x³-3x²+x+2=0 の 3つの解を α, β, γ とする時,α²+β²+γ² の値を求めよ。

  • 7

ヒント

解と係数の関係から α+β+γ=- (-3)/1=3 αβ+βγ+γα=1/1=1 αβγ=- 2/1=-2 よって α²+β²+γ² =(α+β+γ)²-2(αβ+βγ+γα) =3²-2・1 =7

問題 19

OX

a, b は実数とする。3次方程式 x³-3x²+ax+b=0 が 1+2i を解にもつ時,実数 a, b の値を求めよ。また,他の解を求めよ。 a=7,b=-5,他の解は 1, 1-2i

ヒント

1+2i が解だから 代入すると (1+2i)³-3(1+2i)²+a(1+2i)+b=0 整理して (a+b-2)+(2a-14)i=0 a, b は実数だから,a+b-2 も 2a-14 も実数である。 よって a+b-2=0, 2a-14=0 これより a=7, b=-5 元の方程式は x³-3x²+7x-5=0 因数分解して (x-1)(x²-2x+5)=0 x=1, 1±2i (1-2i は計算不要!1つの解が 1+2i だから,共役複素数も解だから!)

問題 20

OX

a, b は実数とする。3次方程式 x³-3x²+ax+b=0 が 1+2i を解にもつ時,実数 a, b の値を求めよ。また,他の解を求めよ。 この問題を 解と係数の関係から 解くことはできるか。

ヒント

1+2i が 1つの解だから,1-2i も解である!⭐ よって,3つの解を 1+2i, 1-2i, γ とすると (1+2i)+(1-2i)+γ=- (-3)/1=3 …① (1+2i)(1-2i)+(1-2i)・γ+γ(1+2i)=a/1=a …② (1+2i)(1-2i)・γ=- b/1=-b …③ ①より γ=1 ②③に代入して a=7, b=-5 元の方程式は x³-3x²+7x-5=0 因数分解して (x-1)(x²-2x+5)=0 x=1, 1±2i

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