両辺に同じものを足しても引いても不等号の向きは変わらない また,両辺に同じ正の数を掛けても割っても不等号の向きは変わらない しかし 両辺に同じ負の数を掛けたり割ったりすると不等号の向きが逆になる
-2x ≦ 6 で両辺を -2 で割るから,不等号の向きを逆にして x ≧ -3
① を解くと x < -4/3 ② を解くと x < -3/2 だから,数直線を書いて,共通範囲は x < -3/2 → きちんと数直線を書かないと間違えやすいね
数直線を頭の中に書いて唱えながら解いてもいい (1)| x | = 3 「x の絶対値が 3 だから,-3 と 3 になる。それをまとめて ±3 だから」と頭の中で言って x = ±3 と書く (2)| x | < 3 「x の絶対値が 3 より小さいから,-3 から 3 の間になる。小なりだから両端は含まないことに注意して」と頭の中で言って -3 < x < 3 と書く (3)| x | > 3 「x の絶対値が 3 より大きいから,-3 より小さいのと 3 より大きい,になる」と頭の中で言って,数直線の左から順に,文字と数字を書くだけ x < -3, 3 < x
注意点: 基本的には,絶対値の中の式が正か負かで場合分けをする 絶対値の中身が正なら,そのまま絶対値をはずせる 絶対値の中身が負なら,マイナスをつけてはずす その1 のやり方が万能! その2 のやり方が使えるのは | | = 数字 の形のだからだよ
注意点: 基本的には,絶対値の中の式が正か負かで場合分けをする 絶対値の中身が正なら,そのまま絶対値をはずせる 絶対値の中身が負なら,マイナスをつけてはずす その1 のやり方が万能! その2 のやり方が使えるのは | | < 数字 の形のだからだよ
注意点: 基本的には,絶対値の中の式が正か負かで場合分けをする 絶対値の中身が正なら,そのまま絶対値をはずせる 絶対値の中身が負なら,マイナスをつけてはずす その1 のやり方が万能! その2 のやり方が使えるのは | | > 数字 の形のだからだよ
注意点: 基本的には,絶対値の中の式が正か負かで場合分けをする 絶対値の中身が正なら,そのまま絶対値をはずせる 絶対値の中身が負なら,マイナスをつけてはずす その1 のやり方が万能! その2 のやり方が使えるのは | | = 数字 の時だよ | | = 式 の時は使えないと思っておこう
補足: y=|x+3|のグラフは ● x≧-3 の時は y=x+3 だからグラフの赤の実線 ● x<-3 の時は y=-(x+3)=-x-3 だからグラフの青の実線(要するに赤の点線部分を x軸に対称移動したものである) y=2x のグラフは 緑線 y=-2x のグラフは 薄緑線 前の問題のその2 の解き方で出てきた x=-1 は薄緑線と赤実線との交点で (-1, 2) である ①と②との交点は 1つしかないことがグラフからも分かるね